為替相場に参加すればするほど、値動きの予想が外れることは「よくあること」になって来ます。
それでも、勝ち組トレーダーは、しっかりしたトレード戦略の軸があるので、すぐ軌道修正できますが、初心者にとってはそうはいきません。
場合によっては、損失が膨らんでパニックになることもあるでしょう。
この記事では、そんな「予想が外れた時」の考え方についてご紹介します。
予想が外れても自分のトレードに集中する
いきなり結論からになりますが…
為替相場の世界で生き残っていくためには、個々のトレードの結果は無視して、
ことが大事です。
だからトレードルールは必ず
になるようにする必要があります。
期待値がプラスのトレードということは、分かりやすく言うと、
ということです。
従って、
ことになります。
勝ち組になるためには、必ず期待値がプラスになるように、
べきなのです。
私も経験があるのですが、カリスマトレーダーが使っているロジックを学ぶと、もうそれだけで負けることはないんだと勘違いしてしまうことがあります。
しかし、現実的に勝率100%の手法というのは有り得ません。
どんなに優れた手法を使っていても必ずどこかで負けるのです。
そして、運悪く負けてしまったときは、
という意識が大事になります。
普通にトレードしていれば80%くらいの優れた勝率を叩き出せるロジックなのに、
を考えてしまい、その後のトレードの調子を
狂わせてしまうことはよくあります。
プロ野球選手を例に挙げると、長いシーズンを通して必ずスランプというものは訪れます。
どんなに練習していても、調子を落とすことが頻繁にあるのです。
為替相場におけるトレードに関しても同じことが言えます。
トレードにおけるスランプは相場環境が微妙に変わることが主原因だったりしますが、スランプは単純に調子が悪いから発生するわけではないと私は思います。
と言うのも、トレードにおけるスランプは
と実感しているからです。
ですから
と逆境に見舞われたときは
と自分に言い聞かせて、果敢にその逆境に立ち向かうことが大事です。
むしろトレードが上手くいかない逆境のときこそ、凹むのではなく、成功への強い欲望を前面に出すべきだと思います。
失敗トレードを振り返って、自分のトレードルールを見直し修正していくのは確かに必要なことです。
とは言え、何故失敗したのか?を考えてもよくわからないときもあります。
どうしても相場には不確定要素があるからです。
トレードを振り返って、失敗の原因がよくわからないときは
クヨクヨと悩むよりは早めに切り替えるべきです。
過去の成功に関しても同じことが言えます。
過去の成功にあまりにもこだわって
と考えてしまうと、失敗するものです。
過去と似た場面だから…という考え方ではなく、
同じ相場はないので過去と違う結果になるのは、ある意味当たり前なのです。
よって、
と良い意味で開き直ってください。
そして、期待値がプラスのトレードルールに忠実に守った自分を褒めてあげましょう。
ベストを尽くすだけに集中すれば、きっと道が開けます。
仮に結果が出なくても、ベストを尽くしたことで得るものは必ずあります。
もちろん、過去のトレードの結果に対し、明らかに原因がわかる場合は、そこから得られるものを見逃さないようにしてください。
だけど、考えてもよくわからないトレードはむしろ忘れてしまった方がプラスに作用します。
にフォーカスして考えましょう!
また、逆境に立ち向かうのと同時に、
も絶対に必要です!
値動きは自分でコントロールできないのですから、そもそも思い通りに行くハズがありません!!
人生も相場もそう簡単には行かないものです…
この柔軟性という意味では、
を決めることは、どのような時にエントリーするかを決めるのと同じくらい重要になります。
過去の失敗から自分のクセを把握し、ぜひ、トレードルールに加えて行きましょう!!
自然と無駄なトレードが減って結果勝率は上がると思いますよ。
以上、今回はメンタル面中心の話になってしまいましたが、参考にして頂けると幸いです。