為替(FX)チャートにおいて
まだ為替相場でトレードし始めた頃の私は常にそんなことばかり考えていました。
ひょっとしたら、あなたも同じではないでしょうか?
この記事は、そんなトレーダーなら一度は思う「為替チャート(FX)で未来予測は可能なのか?」にフォーカスして私なりの考え方をご紹介します。
為替(FX)チャートで未来を予測できればトレードは楽勝!
さて、当たり前の話ですが、
トレードは簡単です。
ポジションを持った後も、未来の値動きが分かっていたら結果が見えているので精神的にも楽勝ですよね。
でも実際は、
- 予測ができないから、
- 先がわからないから、
エントリー後の精神的ストレスも大きくなります。
これが普通です。
言い方を変えれば、我々が為替相場と付き合っていく以上、この
とは、ずっと付き合っていかなければなりません。
テクニカル分析重視でトレードしている方は、そのほんどが、そのストレスをできるだけ小さくしようと為替(FX)チャートの勉強を一生懸命すると思います。
でも、実は為替(FX)チャートの見方について
というものはありません。
人それぞれで物事に対する感じ方、見方が違うように、為替(FX)チャートに対しても人によって色んな見方があって当然だからです。
私の大好きな野球で例えると、
誰もがイチロー選手と同じ打ち方しても結果を残せるわけではないですよね?
山川選手のように、膝が付いてしまうような一見めちゃめちゃなフォームでも凄い結果を残している選手はたくさんいます。
結果を残している選手たちをよ~く見ると、全く同じフォームってケースはかなり少ないハズです。
打撃論とかもそれぞれ持っていますが、選手1人1人で違ったりします。
推奨される打撃フォームの基本形はあるものの、実戦の中で各人が自分にしっくり来る形に進化させることによって偉大な結果を残せてるんだと思います。
トレードも正に一緒!
世の中には、多様なトレード手法がたくさんあります。
人によって、その中でしっくり来る手法はさまざま。
資金力やトレードする時間、目標など…トレーダーによって様々だからです。
だから各トレーダーによって、勝てる形・チャートの見方はさまざま。
私はインジケーター否定派ですが、中にはインジケーターの数値だけで連戦連勝というトレーダーさんも居ることは十分承知しています。
だから、これが正解!というものはそもそも無いんですね。
逆に言うと、チャートの色んな見方がある中、私が知らないだけで、もしかしたら100%未来予測できる方法がどこかに出回っているのかも知れません。
絶対ないとは言い切れません。
しかし勝ち組が1~2割という現実を考えてみてください。
この事実は不変的なものなのですから、例え100%未来予測できる方法を手に入れたとしても、それを皆が一斉に使い出したら通用しなくなるのは目に見えています。
なぜなら、為替相場(FX)はゼロサムゲームだから。
だからもし、そんな絶対的な予測方法が出回ってるとしても一部のお金持ち達の間だけで門外不出となっているでしょう。
ということは、我々一般の個人投資家レベルでは
と考えた方が得策ではないでしょうか?
しかし、我々一般の個人投資家でも
です。
ということでここからは、私がダメトレーダーを脱却できるキッカケともなった、その未来予測の精度を上げるためのコツをお伝えしようと思います。
為替(FX)チャートの未来予測の精度を上げるコツ
ちなみに、一目均衡表などは未来予測するインジケーターなどと言われていますが、しょせんはインジケーターなので絶対的ではありません。
インジケーターが絶対的なものでない理由については是非こちらの記事をごらんください。
→為替チャートの見方 本には絶対に書いていない事
- トレードは推理ゲームである
- 相場はレジサポ転換で動く!』
これは、私が負け組から脱却するキッカケとなった、ある教材の冒頭に書かれてあった名文で、
です。
あくまでもテクニカル分析のみに限って言えば、これからの為替レートの値動きを予測しようとした場合、手掛かりになるのは
です。
これは当たり前のことなのですが、
と感じます。
実はこれが為替(FX)チャートで未来を予測する上での全てです。
具体的に言うと、
動きます。
それは何故なのか?
私なりの解釈を上の図で説明すると、過去の高値/安値は、ほとんどの市場参加者が
- ・高値①を越えられなかったから、買いの勢いが衰えてきているということになるので今度は逆に安値②を目指して下げるかも?(ポイント④)
- ・②の安値を抜けてきたから、今度はさらに下の③の安値まで目指すかも?(ポイント⑤)
などと、為替相場に参加するトレーダーの誰もが意識するポイントだからです。
さて、それでは、
それについて、私は
- 高値・・・売り手が買い手を駆逐したポイント
- 安値・・・買い手が売り手を駆逐したポイント
と考えるようにしています。
市場には常に買い手と売り手が存在します。
その優劣がはっきり現れたポイントこそが過去の高値、安値なのです。
相場の今後の値動きを予測する上では、
をイメージすることが大切になってきます。
そしてその過去の高値/安値に水平線を引くと…
それがレジスタンスライン、サポートラインとなり、相場の未来の値動きをイメージするのを手助けする道具となるのです。
このレジスタンスライン、サポートラインで目の前の相場が今後どうなるのか?
私はインジケーター頼りのトレードから水平線を始めとするラインを重視するようになって、そこからトレードの勝率は上がりました。
を常に考えるようにしてみてください。
私はチャートを分析する上で、この
という視点が非常に大切になってくると考えています。
こうして私は、
という結論に至りました。
為替相場は不確定要素が多いので、絶対にこうなる!と言い切れる世界ではありません。
ゆえに確率論で考えるべきなのです。
我々にできることは
これだけではないでしょうか?
そして、それら集めた証拠から、今後どっちに進む可能性が高いのか?を判断し、その可能性の高い方にポジションを取っていく…
究極的にはそういうゲームと言うことができます。
当然リスク管理の観点から、自分の予測と逆のシナリオになったときのシナリオも予め想定し、撤退するポイントをきちんと把握しておく必要もありますよ。
もしこの考えが馴染めないというなら、
と堂々と言えることになりますが…
多分…言えないですよね?
でも、インジケーター頼りのチャートの見方を変えていけば、
と予測することができるようになれる可能性は十分あるのです。
以上のように、チャートはただボーっと見るのではなくて、その値動きから何かを発見しようと意識して見ていかなければなりません。
過去と直近の値動きを比較しながら、
- 今、買い手が優勢なのか?
- それとも売り手側に分があるのか?
名探偵になったつもりで冷静に推理しながら為替(FX)チャートを見ていきましょう!
そして、その推理の精度を更に上げるためには【複数時間足の考え方】も非常に大事になって来るのですが…それについては、後日改めて解説したいと思います。
以上、何かしらの参考になりましたら幸いです。